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PaperspaceでのAUTOMATIC1111 WebUIを使う方法を解説 | 定額制仮想マシンでStableDiffusionを動かす

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この記事では、Paperspaceの仮想マシンを用いてStable DiffusionのWebUI、AUTOMATIC1111を実行する方法について説明します。

Paperspaceは、Google Colabと同様のクラウドコンピューティングプラットフォームであり、機械学習などで頻繁に使われています。

月額定額で高性能GPUが無制限に使えるプランがあり、AIによるイラスト生成でStable Diffusionを使用する人々にも支持されています。

この記事でわかること
  • Paperspaceアカウント作成手順
  • Paperspaceの仮想マシンにAUTOMATIC1111 WebUIをインストールする手順
  • Paperspaceの仮想マシンでWebUIを起動する手順

Paperspaceの登録から、仮想マシンでAUTOMATIC1111を実行するステップ、さらにはJupyter Notebookに関する説明も行います。

Stable Diffusionのイラスト生成にぜひ活用してください。

目次

Paperspaceのアカウント作成方法

Paperspaceというクラウドコンピューティングサービスの登録手順は、下記のページで詳しく説明しています。

このページで紹介するPaperspaceの使用方法は無料プランでも実施できますので、事前に登録を完了させておいてください。

WebUI AUTOMATIC1111

AUTOMATIC1111は、Stable Diffusionをウェブブラウザ上で操作できるWebアプリケーションです。

このアプリを用いれば、プログラミングの知識がなくてもStable Diffusionでの画像生成が手軽に実行できます。

AUTOMATIC1111のオフィシャルリポジトリは以下の通りです。

Jupyter Notebookを実行する準備(仮想マシンを起動する)

AUTOMATIC1111をインストール、起動するためのJupiter Notebookを動作させる仮想マシンを準備します。

まず、先ほど紹介した「Paperspaceの登録方法の解説」のページに沿って登録を行うと、以下の画面が表示されます。「CREATE」をクリックします。

ランタイムを選択する画面に移りますので、右下の点線の四角が表示されている「Start from Scratch」を選択します。

次に利用するマシンを選びます。AUTOMATIC1111で画像を生成するにはGPUが必要なので、今回は「Free-GPU」を選択します。(鍵アイコンが表示されているユニットは有料プランで利用可能です)
プランは後で変更もできるので、初めての方は無料のGPUで試してみてください。

その後、マシンの連続使用時間を設定します。無料プランでは最長6時間まで設定可能です。
設定が完了したら、左下にある「START NOTEBOOK」ボタンをクリックしてください。

マシンが正常に起動した場合、次のような画面が表示されます。

AUTOMATIC1111のJupyter Notebookを起動するには、画面の左側にあるメニューからJupyter Labのアイコンをクリックしてください。

Jupyter Labが起動し以下の画面が出たら準備完了です。

PaperspaceでAUTOMATIC1111を実行するJupyter Notebook

次に、Paperspaceの仮想マシンでAUTOMATIC1111をセットアップし、実行する際のJupyter Notebook(Pythonファイル)について説明します。

PaperspaceでAUTOMATIC1111をセットアップする際、適切なJupyter Notebookが見つからなかったので、私自身が作成しました。

初心者でも理解しやすいように、必要最低限のコードで動作する設計にしています。

ノートブックのダウンロード

以下のGitHubリポジトリにアクセスしてください。

GitHubの画面中央上の「<> Code」というボタンをクリックします。メニューが表示されたら「Download ZIP」をクリックし、ファイルをダウンロードしてください。

ZIPファイルを展開すると、「murasanlab-paperspace-automatic1111v1.ipynb」というJupyter Notebookのファイルがありますので、このファイルを使用します。

AUTOMATIC1111 WebUIを起動

Jupyter Notebook「murasanlab-paperspace-automatic1111v1.ipynb」を使って、仮想マシンにAUTOMATIC1111 WebUIをインストールしていきます。

Jupyter Labのブラウザ画面で、左側に表示される赤枠エリアが仮想マシンのディレクトリです。

初めに、「murasanlab-paperspace-automatic1111v1.ipynb」というファイルをこの赤枠エリアにドラッグ&ドロップし、仮想マシンへアップロードしてください。

アップロードが完了したら、「murasanlab-paperspace-automatic1111v1.ipynb」をダブルクリックして開きます。

以下のようなコードが展開されますので、セル①~④を順番に実行してください。

④のセルを実行すると、以下のように「Running on public URL:」のリンクが表示されますのでクリックします。

以下のログイン画面が表示されたら、WebUIの起動完了です。

これで画像生成の準備が整いました。

仮想マシンをシャットダウンする

Paperspaceの仮想マシンをシャットダウンするには、使用しているマシンのプロジェクト画面に入ります。

STOP MACHINE」というボタンが表示されますので、クリックすると仮想マシンがシャットダウンされます。

まとめ

今回はクラウドコンピューティングサービス、Paperspaceの仮想マシンを使って、AUTOMATIC1111 WebUIを実行する手順について解説しました。

Paperspaceの仮想マシンは、ストレージも独立した領域が確保されており、マシンをシャットダウンしても保持されますので、ローカル環境のPCと同様の使い方ができ非常に便利です。

Stable Diffusionを使った画像生成にぜひ活用してみてください。

参考

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