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EasyNegativeの使い方を解説|Stable Diffusionで生成する画像クオリティを大幅に向上させるネガティブプロンプト

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画像生成AIの投稿サイトなどに掲載されている画像のプロンプトで「EasyNegative」というキーワードをよく見かけることがあるかと思います。

EasyNegativeを使用すると、簡単なネガティブプロンプトで生成される画像のクオリティを大幅に向上させることができ、有名なAI絵師さん達の間でも広く使われているテクニックになっています。

本記事では、EasyNegativeの基本的な概念から導入方法、そしてその効果について詳しく解説します。高品質なイラストや画像を簡単に生成したいと考えている方にとって、非常におすすめですので、ぜひ活用してみてください。

この記事でわかること
  • EasyNegativeの概要
  • EasyNegativeファイルの入手とインストール方法
  • EasyNegativeを使った画像の生成手順
  • EasyNegativeの効果
目次

EasyNegativeとは

EasyNegativeは、画像生成AI「Stable Diffusion」で使用する特別なネガティブプロンプトの一種です。このネガティブプロンプトは、生成されるイラストや画像の品質を向上させる目的で設計されています。

導入方法は非常にシンプルで、特定のファイルをダウンロードし、Stable Diffusionの指定されたフォルダに配置するだけです。その後、ネガティブプロンプトの欄に「EasyNegative」と入力することで、この機能が有効になります。

EasyNegativeは元々、Counterfeitというモデル用に作成されたもですが、他のアニメ系のモデルで効果があります。

EasyNegativeのインストール

EasyNegativeを使って画像生成するにあたって事前に行う準備について解説します。

EasyNegativeのダウンロード

EasyNegativeはHugging faceで公開されています。2023年9月現在、最新のバージョンはEasyNegativeV2となります。

以下のURLにアクセスしてください。

ダウンロードページが開いたら、以下の赤枠のdownloadをクリックしてファイルをダウンロードしてください。

EasyNegativeのインストール

先ほどダウンロードしたEasyNegativeV2.safetensorsファイルを、AUTOMATIC1111 WebUIの指定のフォルダに配置します。

ローカル環境

(Stable Diffusionをインストールしたディレクトリ)/stable-diffusion-webui/embeddings/

Google Colaboratory

/content/stable-diffusion-webui/embeddings/

Paperspace

/notebooks/stable-diffusion-webui/embeddings/

EasyNegativeを使って画像を生成する

ここからは、実際にEasyNegativeを使って画像を生成する手順と、効果の検証について解説します。

EasyNegativeを使った生成手順

EasyNegativeを使用するには、WebUIのネガティブプロンプトのテキストボックスにEasyNegativeV2というキーワードを入力し、画像生成を行います。

以下のように入力してください。その他パラメータを入力したら、Generateをクリックします。

これでEasyNegativeが反映された画像が生成されます。

EasyNegative使用時の出力結果

今回は以下のネガティブプロンプトを3パターンで出力結果を比較します。

ネガティブプロンプトのパターン
  • ネガティブプロンプト無し
  • EasyNegativeのみ
  • EasyNegative+ネガティブプロンプト

また、プロンプトとパラメータは以下のものを使用しました。

プロンプト:
(best quality)+,(masterpiece)++,(ultra detailed)++, ((Add layer)), sunny lighting, a cute little girl in school uniform is standing, on her way home at dusk, alley, evening, dusk nice hands, perfect hands

パラメータ:
Steps: 40, Sampler: DPM++ 2M SDE Karras, CFG scale: 7, Seed: 1307432094, Size: 512×512, Model hash: 22da9d1251, Model: Shungiku-Mix_v1-better-vae-fp16

各パターンで生成した画像は以下の通りです。

①ネガティブプロンプト無し

②EasyNegativeのみ

③EasyNegative+ネガティブプロンプト

以上のように、EasyNegativeのみでも大幅にイラストのクオリティが上がることが確認できました。

まとめ

EasyNegativeは、その名の通り簡単に使えるネガティブプロンプトであり、Stable Diffusionで生成されるイラストの品質を劇的に向上させることができます。

導入も非常に手軽で、多くのモデルで効果が確認されていますので、ぜひ活用してみてください。

それでは、また次の記事でお会いしましょう。

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