Add More Detailsの使い方を解説 ｜ フォトリアル系でも使えるディティールアップLoRA

今回は画像生成AIであるStable Diffusionで、生成する画像のディティールを大幅にアップできるAdd More Detailsについて解説します。

Add More DetailsはLoRAとして手軽に使用でき、フォトリアル系の画像にも有効です。

超高精細な実写のような画像を簡単に生成できますので、ぜひ活用してみてください。

Add More Detailsとは

Add More DetailsはStable Diffusionで使用できるLoRAです。

Add More Detailsを使用することで画像のディティールを大幅にアップさせることが可能です。

ディティールをアップするLoRAやツールは、２次元のアニメ調イラストで使用されることが多いですが、Add More Detailsはフォトリアル系にも使用することができます。

Add More Detailsの入手

Add More Detailsはモデル投稿サイト、Civitaiの以下のページからダウンロードできます。

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Add More Detailsの使用方法

Add More DetailsはLoRAファイルとしてWebUIで使用することができます。

LoRAファイルの使用方法については、以下の記事で解説しています。

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Add More Detailsの効果

ここからは、実際にAdd More Detailsを適用しない場合と適用した場合の画像を比較して、効果を確認していきます。

トリガーワード

Add More Detailsは以下のトリガーワードを追加することで使用できます。

 <lora:more_details:1.0>

適用量は0～1.0の間で指定してください。

生成条件

生成条件は以下の通りです。

プロンプト

今回、使用するポジティブプロンプトです。

トリガーワードは2枚目のLoRA使用時のみ追加しています。

(masterpiece),((ultra-detailed)), (highly detailed CG illustration),(expressionless), (best quality:1.2),(1girl:1.2),High quality texture, intricate details, detailed texture, High quality shadow, a realistic representation of the face, Detailed beautiful delicate face, Detailed beautiful delicate eyes, brown eye pupil, a face of perfect proportion, depth of field, ((Lens Flare, Ray tracing)), perspective,20s, slender face, (big eyes:1.2),blush,glossy lips, perfect body, distinct_image, solo focus, (brown hair), (finely detailed beautiful eyes and detailed face), (streaked hair), light source contrast, ((long hair)), (pureerosface_v1:0.5) , close up, sweater, bare shoulder, ((floating hair, windy)) <lora:JapaneseDollLikeness_v15:1> <lora:more_details:1.0>

ネガティブプロンプト

ネガティブプロンプトは以下の通りです。

 EasyNegative2 (worst quality:2) (low quality:2) (normal quality:2) lowers normal quality ((monochrome)) ((grayscale)),skin spots,acnes,skin blemishes,age spot,ugly face,fat,missing fingers, extra fingers, extra arms,thick eyebrows,

パラメータ

パラメータは以下の通りです。

Steps: 30, Sampler: DPM++ 2M SDE Karras, CFG scale: 7, Seed: 18867455, Size: 512×768, Model hash: 59ffe2243a, Model: chilloutmix_NiPrunedFp16Fix, Denoising strength: 0.2, Hires upscale: 2, Hires upscaler: R-ESRGAN 4x+, Lora hashes: “JapaneseDollLikeness_v15: 50b3f6a2ecf7, more_details: 3b8aa1d351ef”, Version: v1.5.2

生成された画像

実際に生成された画像は以下の通りです。

Add More Details非適用時

こちらがLoRAを適用していない元画像です。

Add More Details適用時

こちらがAdd More DetailsのLoRAを適用した画像です。

髪や服装などのディティールが非常に細かく描画されています。若干効きすぎている感（服などが元の画像から変わってしまっている）があるので、そこは適用量で調整してください。

まとめ

今回は生成される画像のディティールを大幅にアップさせるAdd More Detailsについて紹介しました。

LoRAとして使用できるため、トリガーワードを追加するだけで簡単にディティールアップでき、フォトリアル系にも非常に効果があることが確認できました。

フォトリアル系で精細さが足りないと思ったときには、ぜひ試してみてください。

それでは、また次の記事でお会いしましょう。